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生活習慣病

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生活習慣病とは

生活習慣病時代への不安を持っている人が急増しています。毎日よくない行動の積み重ねによって起きる病気です。日本人の3分の2近くが生活習慣病で亡くなっています。(厚生労働省調べ)
現代社会では年齢に関わらず、ストレスや食生活で人間が本来備えてる免疫が狂ってきています。病気の発症や進行には生活習慣が深く関わっていて、逆にいえば、習慣の改善がその病気の発症や進行を予防することになります。

今からできる対策いくつ守ってますか? 朝食を毎日、朝食を食べている。 1日平均7~8時間は眠っている。 	栄養摂取バランスを考えて食事をしている。 たばこを吸わない。 運動や定期的なスポーツをしてる。 毎日、そんなに多量のお酒は飲んでいない。日本酒なら2合未満、ビールなら大ビン2本未満。 労働時間は1日9時間にとどめている。 自覚的なストレスは、そんなにない。
該当7~8個の方良好です。 該当5~6個の方普通です。 該当0~4個の方不良です。
生活習慣病の予防について

これまで成人病と呼ばれていた、がん、脳卒中、心臓病、糖尿病、骨粗しょう症と言った病気は、生活の歪みに原因があるとして、生活習慣病と呼ばれるようになりました。
具体的には、偏った食事や運動不足、喫煙や過度の飲酒、不規則な生活、ストレス等によって引き起こされる病気です。
生活習慣病の予防ばかりではなく、いきいきと充実した毎日を送るための健康つくりは、これらの生活習慣の改善がたいへん重要になってきます。

生活習慣病の種類

糖尿病について

糖尿病とはのイメージ
糖尿病とは

糖尿病は、すい臓で作られるインスリンの作用不足により、慢性的に血液中のブドウ糖が増えた状態(高血糖)になる代謝疾患です。
インスリンは、すい臓で作り出されるホルモンで、細胞が血液の中からブドウ糖を取り込んでエネルギーとして利用することを助けています。

インスリンの作用が低下すると、体はブドウ糖を利用できなくなり、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなります。
これを高血糖といい、この状態が継続する病気が糖尿病です。
インスリンの作用不足には、すい臓のインスリンを作り出す(インスリン分泌)能力が低下してしまうことと、インスリンに対する細胞の感受性が悪くなることのふたつの原因があります。

糖尿病の症状

糖尿病は、かなり重症にならないと症状が出てきません。症状がないからといって、安心はできません。
次のような症状に気付いたことはありませんか!?

  1. 口渇、多飲(水を飲んでも口が乾く)→多尿
  2. 食べているのにやせる(急にやせる、食べても空腹感あり)→疲れやすい
食事療法

環境因子

  1. 過食(体によいからといって,健康食品や牛乳などを多くとっても過食です。)
  2. 肥満(過食の結果ですが,子供のときの肥満は改善しにくいです。)
  3. 運動不足(毎日30分,早歩きしましょう。)

遺伝因子

親が糖尿病であると、子も糖尿病になりやすいのは確かですが、多くの場合は親が過食だと子も過食のことが多いようです。
糖尿病の原因と考えられる遺伝子も見つかっていますが、わたしはかなりの部分が環境因子で克服できると思います。

糖尿病の治療

糖尿病の治療は、「食事療法」「運動療法」「薬物療法」の3つの組み合わせで行われます。

食事療法

食事療法の狙いは、バランスよく適切なエネルギー量を取ることにより、血糖の大幅な上昇を避けるとともに、肥満を解消・防止することにあります。

 「適正エネルギー」(kcal)=「標準体重」×「身体活動量」

  標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22

  身体活動量のめやす
   ・軽労作(デスクワーク、主婦など)    :25~30kcal/kg標準体重
   ・普通の労作(立ち仕事が多い職業) :30~35kcal/kg標準体重
   ・重い労作(力仕事の多い職業)         :35~kcal/kg標準体重

◎食事療法のポイント
   ①腹八分目とする
   ②食品の種類はできるだけ多くする
   ③脂肪は控えめに
   ④食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻、きのこなど)を摂取する
   ⑤朝食・昼食・夕食を規則正しく
   ⑥ゆっくりかんで食べる

糖尿病の原因のイメージ
運動療法

運動は2型糖尿病の最大の原因といわれる肥満の解消に役立つだけでなく、ブドウ糖の利用を増やし、インスリンの効きを良くし、継続的な血糖値のコントロールにも極めて有効です。ただし運動で消費できるエネルギーは多くはないので、運動するから好きなだけ食べてもいい、ということにはなりませんので注意しましょう。

ちなみに体重60kgの人の場合、100kcal消費するには
 ●軽い散歩・・・約30分 ●ウォーキング(速歩)・・・約25分 ●ジョギング・・・約10分
 ●自転車(平地)・・・約20分 ●水泳(クロール)・・・約5分
となっています。(ビール1本(350ml)で約150kcal)

◎運動療法のポイント
  ①ますは運動して問題ない状態かの診察を受ける。
  ②有酸素運動(歩行、ジョギング、水泳などの全身運動)が適しています。
  ③最高にきついときの脈拍数を100%とすると、40~60%の強さ(楽にできる~ややきつい程度)がお勧めです。
  ④歩行運動では1日15~30分間、1日2回約10,000歩を目安に行いましょう。
  ⑤運動を行ったからといって、食事療法を怠ってはいけません!

薬物療法

食事・運動療法で十分な効果が得られない場合には、薬物療法が必要となることがあります。薬物療法には大きく分けて内服とインスリン注射の2つの治療法があります。

◎内服薬の種類
  ①インスリン分泌を促す薬(スルホニルウレア(SU)剤、速効型インスリン分泌促進剤)
  ②小腸でのブドウ糖の消化・吸収を遅らせ、食後高血糖を抑える薬(α-グルコシダーゼ阻害剤(α-GI))
  ③インスリンの効きを改善する薬(ビグアナイド(BG)系薬剤、チアゾリジン系薬剤)
  ④インクレチンというホルモンを分解する酵素を抑え、インスリン分泌を促す薬(DPP-4阻害剤)

一方、インスリン注射薬にもその作用時間により、1日1回でいいものから1日3回必要なものなど数種類あり、糖尿病の状態によりインスリンの併用が必要な場合もあります。

◎低血糖について
 糖尿病治療により血糖が下がりすぎた状態である低血糖症状を引き起こすことがあります。

  ★低血糖の症状:生あくび、ふらつき、脱力感、冷や汗、手のふるえ、動悸、意識障害など

 これらの症状が出たときには、すぐにブドウ糖、アメ、ジュースなど糖分を摂ってください。また低血糖を防ぐため、①薬の量や飲み方は医師の指示を必ず守る、②食事や運動の量や時間を勝手に変えないなど十分注意してください。

高血圧症について

糖尿病とはのイメージ
高血圧症とは

高血圧は日本の70歳以上の男性71.4%、女性の73.1%の人がそうであるように、高血圧人口は約4,000万人といわれ最も多い生活習慣病です。
人間が生きていくには栄養が必要です。栄養は食事として体内に取り入れます。この食べた栄養が血液の成分になり全身に送られます。この血液を全身に送り出すポンプの役割をしているのが心臓です。この心臓から押し出す力が強くなるか、もしくは血管が硬くなり伸び縮みしないようになると血圧が上がります。

このように血圧が上がっている状態が高血圧です。病院、医院など診察室血圧が収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上、家庭血圧では収縮期血圧135mmHg以上、拡張期血圧85mmHg以上になると高血圧症という診断になり、食事療法、運動療法、降圧剤治療の適応になります。

この診断基準については、日本高血圧学会が定めた、「高血圧治療ガイドライン2009」(JSH2009)がスタンダードになっています。
高血圧症は自覚症状が少ないため、血圧を測定するまでわからないことが多くあります。そのため血圧を測定しないままでいると、ある日突然、血圧が非常に高くなっていて、心筋梗塞や脳卒中になることがあります。

高血圧症の症状

高血圧自体の自覚症状としては、頭痛、めまい、肩こり、むくみ、動悸などがありますが、症状が弱くて気づかないことがほとんどです。症状があったとしても、他の原因かもしれないので、高血圧が原因であると思う人はほとんどいません。
しかし、高血圧をそのままにしておくと、やがて心臓病や脳卒中などの合併症をおこします。高血圧の恐ろしさは、この合併症にあります。

高血圧症の原因

高血圧症の80~90%は特定の原因を挙げることは、できないと言われています。いくつかの原因が重なりあって血圧が高くなるケースがほとんどだからです。
これまでに、生活習慣と遺伝が高血圧と深く関わっていることがわかっています。また、この他に、加齢による血管の老化、ストレス、過労、肥満などが原因として考えられています。

一方、高血圧の10~20%を占める原因を特定できる高血圧もあります。これには腎炎などが原因になる腎性高血圧症や、原発性アルドステロン症が原因になる内分泌性高血圧症があります。
このような原因のわかる高血圧については、原因を取り除くことで血圧を下げることができます。

高血圧症の治療のイメージ
高血圧症の治療

非薬物療法

高血圧だとわかったら、まずは生活習慣を見直し、食事療法と運動療法から始めます。

  1. 塩分を制限(1日6g以下)
     (塩分はみそ汁1杯で約1.8g、しょうゆ大さじ1杯で約2.7g、ラーメン1杯で約4~5g)
  2. 肥満を防ぎ適正体重を維持
     (減量すると血圧が下がります)
  3. カリウムや食物繊維の多い野菜・果物・魚を積極的に摂取する
    (カリウムはナトリウム(塩分)を体の外に出す働きがあります)

  4. タバコや過剰なアルコールを控える
    (喫煙は動脈硬化を促進します。飲酒は血圧がコントロールされている場合に限りビール中瓶1本、日本酒1合程度は適量とされていますが、自己管理を乱しやすいので注意が必要です。)

  5. 適度な運動習慣
     (1回30~60分、週3回以上、1週間合計180分以上で毎日短時間が理想です)

薬物療法

食事療法や運動療法を続けても血圧が正常値まで下がらない場合や、症状の重い高血圧の場合は、降圧薬による治療を行います。
薬を始めたら、自分の判断で勝手に薬を止めたりしてはいけません。医師の指導で正しく服用し、血圧を適正値に保つようにしましょう。(適正血圧は140/90mmHgではありません。自宅血圧は若年・中年者では125/80mmHg未満、高齢者では135/85mmHg未満です。)

◎内服薬の種類
  ①血管を拡張させて血圧を下げる薬(カルシウム(Ca)拮抗薬)
  ②血圧を上げる物質ができないようにして血圧を下げる薬(アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬)
  ③交感神経による心臓の働きすぎを抑えて血圧を下げる薬(β遮断薬)
  ④腎臓からナトリウムと水の排泄をして血圧を下げる薬(利尿剤)



高血圧症を防ぐ為の運動のポイント
  1. 1回あたり30分の適度な運動
  2. 適度な強さで
    • 有効な運動(軽めの有酸素運動)
    • 避けたい運動(無酸素運動)
  3. 週に3、4回を長期的に運動
  4. ペースを守る。
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ハートクリニック南千住

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